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口蓋裂について

のぞみとジーンの間に生まれた長男・ポポが亡くなったのは
口蓋裂による合併症、誤嚥性肺炎によるものでした。

口蓋裂そのものは致命的な奇形ではありませんが
成長していく上では様々な困難が付きまとい、
口蓋裂で生まれたパグの多くが育ちきらずにいるようです。

しかし口蓋裂は決して珍しい奇形ではなく
あなたの傍らで眠っている愛パグちゃんの兄妹が
口蓋裂で命を落としているかもしれません。


ポポちゃんが我が家に生まれ、36日間という短い時間でしたが
家族として過ごしたことで
少しでも口蓋裂について知っていただく機会となり
これからどこかで生まれてくるかもしれない
口蓋裂のパグ(ワンコ)が生きるチャンスに恵まれることを願って
記事をUPしたいと思います。



口蓋裂について少し調べました。


【口蓋裂とは】 
-Wikipediaより-
・先天異常のひとつであり、人以外の動物では犬に見られ、馬にまれに認められる。
・軟口蓋あるいは硬口蓋またはその両方が閉鎖しない状態。
・誤嚥性肺炎を併発することが多く、内科的治療としては誤嚥性肺炎を防ぐことに努める必要がある。


-愛犬百科シリーズ 愛犬の繁殖と育児百科 愛犬の友編集部より-
・上顎の鼻腔と口腔とを分けている骨の癒合不全によって、硬口蓋に穴が開き、鼻腔と口腔が
 つながっている状態です。
・穴を塞ぐ手術によって快適な生活を過ごすことができます。
・重度の口蓋裂や、口蓋裂と共に見られる口唇裂が見られたときは
 安楽死をお勧めします。

画像

-その他 いろいろなサイトより-
・口を開けたときに上あごがかぱっと裂けている。
・なりやすい犬種としては、アメリカンコッカースパニエル、シーズー、ジャーマンシェパード、
 ダックスフント、チワワ、パグ、ビーグル、ブルドッグです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


口蓋裂は、動物ではヒトと犬に多く見られる先天性の奇形のようです。

【パグの発生頻度】

ネット上で調べる限りわかりませんでした。

わが家では3回のお産で9頭のパグが生まれ、
そのうち1頭が口蓋裂で生まれました。
(11.1%)


私の身の回りで、パグの繁殖をしたことのある一般家庭で
口蓋裂の仔が生まれた例が2例ありました。


わが家を含め3家庭で6回のお産があり
28頭の子どもが生まれ
そのうち4頭、口蓋裂の子が生まれています。

おおよそ14.2%の発生頻度でした。
(統計の元になる数が口蓋裂で生まれた家庭に偏っているので
正確ではありません。)





ヒトの場合、唇が鼻腔と通じている口唇裂との合併や口蓋裂のみ、
口唇裂のみといろいろなケースがあります。


―人の発生頻度―

アジア人種に多く日本人は約500人に一人(0.2%)
欧米人には約700人に一人(0,14%)
アフリカ人には約1000人に一人(0.1%)





人に比べるとパグの口蓋裂の発生頻度は
圧倒的に高い印象があります。

けれども身の回りで口蓋裂のパグちゃんに出会うことは
全くと言っていいほどありません。




【口蓋裂の仔を育てる上での様々な困難】

・哺乳ができないことによる栄養失調
・哺乳ができたとしても口腔と鼻腔が交通していることによって
 水分や固形物が気管に入りやすくなり起こる誤嚥性肺炎
・手厚く世話をする必要があること
・経済的な負担

これらを克服する必要があると思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

わが家ではポポちゃんに
注射器で哺乳しました。

哺乳瓶も試してみましたが全く飲めませんでした。

注射器での哺乳の仕方は
お世話になっているサンボーイズ犬舎のオーナーさんから
ご指導・アドバイスいただきました。

-方法-
・頭~首を吊るすように持ち、のどの奥のほうへミルクが行くように注入する。
と言うようなものでした。

おそるおそるやり始めてみると
どうにかポポちゃんがミルクを飲んでくれました。

実践するにあたり私が注意した点としては
・注射器の背を裂に押し当て、穴を塞ぐようなつもりで注入する。
・ポポちゃんの嚥下のリズムをよく見ながらゆっくり注入する。
・ミルクが噴出してきたら口元(頭)を下にして、ミルクが流れ出るような姿勢にして
 軽く背中をたたき、吹き出たミルクの排泄を促す。
・鼻に詰まったミルクを口で吸い出す。
・気道にミルクが無くなり呼吸をしだしたら酸素を吸わせる。
・呼吸が整うまで見守る。

このようなことに注意しながら3~4時間おきに哺乳を繰り返しました。
(当初は2~3時間おき)

1週間ほどするとポポちゃんも哺乳になれて、だんだんと息が合うようになりました。

このまま哺乳が続けばよかったのですが、離乳期を迎える頃
ミルクの飲みが悪くなり 誤嚥性肺炎の転機を迎えます。


この時、カテーテルによる栄養補給に切り替えれば
肺炎も悪化せず治る可能性もあったのですが
カテーテルにするには入院しなくてはいけないとのことでした。


-病院での治療ー
病院でカテーテル栄養補給を
手術可能になるまでやっていただくにはどのくらい費用がかかるのか
それは一番の問題です。

手術できるまで成長すれば手術の費用負担を
前向きに考えられますが、
手術できるまでの数ヶ月の入院費用はどのくらいになるのか
私にとっては大きな問題であり、大きな不安でありました。


酸素室のレンタルは2万~3万でした。

レントゲンを撮ってもらい、
抗生物質と気管支拡張剤の処方は数千円でできました。

最初の病院では、
入院して栄養を注入してもらうと費用がどのくらいかかるか聞くことも、
費用の交渉も 私にはできませんでした。


画像 073

この生後4ヶ月のフレンチブルのサッカー君はポポちゃんが入院した動物病院にいた仔です。

この仔は口蓋裂でこの病院にやってきましたが、
先生が引き取り、育て、手術をしたそうです。
手術はすでに3回実施され、あと1回ぐらいやる予定とのことでした。

この仔を見て、ポポちゃんの未来に希望が持て
手術で数十万かかる覚悟でポポちゃんを病院に託しました。


口蓋裂の子が生き残るチャンスは
技術・テクニックはすでにあるのです。

それが実施できるかどうか、
費用の問題がクリアできるかどうかなのだと思います。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


口蓋裂(口唇裂)は人にも多く見られる先天奇形です。
人の場合は治療・養育の面で
経済的なサポートもあるようで
口唇口蓋裂の人たちも 
長い治療の過程をたどりますが、
その人生を歩まれ、様々な場面で活躍しています。

生まれたとき、こういった奇形があっても
その人の能力や命そのものには何も問題は無く、
いかなる状態であっても、
その将来にある可能性は計り知れません。



それはパグ(犬)であっても同じだと思います。

パグ(犬)は人と生きる動物です。
その命が救われるとしたら、
その先に出会う人々の人生を彩り、
共に生き支えあう関係になる可能性もあるのです。


人のためにも パグのためにも
口蓋裂で生まれても
生きるチャンスに恵まれるように願ってやみません。



【最後に】

ポポちゃんや私たち家族を心配してくれ
助言・アドバイスをし、大きな励ましを下さいました
サンボーイズ犬舎のオーナー様、関係者の皆様、
サンボーイズ犬舎ブログの管理人hakkaさまには
未熟な私に数々の救いの手を差し伸べてくださり本当に感謝いたします。

ありがとうございました。

のぞみと私たち家族に赤ちゃんを運んできてくれた
男前・ジーン君とジーンのパパとママ、本当にありがとうございました。

また、私の身の回りで今回の繁殖を見守り
喜んでくださったお友だちのみなさま、本当にありがとうございました。


繁殖の喜びも悲しみも。
この人生の中でまたひとつ貴重な経験をしました。

悲しい思いはしましたが、私は決して今回の繁殖を後悔していません。

生まれてきた5頭のパグたち、
今すくすくと育っているパグたちの
今後の幸せを強く願うばかりです。





管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: さるりさま

コメントありがとうございます。

11月生まれの子達、2ヶ月になりますね。
2ヶ月まで育ったとはすごいことですね。
とても大変なことだったと思いますが、子パグちゃんたちも
さるりさんたちもとても頑張っているんですね。
感心します。

もし、子パグちゃんたちが手術できるまで育って
成犬になれたら素晴らしいことだと思います。
良い獣医さんを見つけて、口蓋裂克服に立ち向かってください。

応援しています。

もし、可能でしたらその後の経過を教えて下さったら
私自身、今後のパグの養育の参考にしたいと思います。

子パグちゃんたちが健やかに成長しますように。。。。。

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プロフィール

てんにこ母

Author:てんにこ母
~主な登場人物~

*私(てんにこ母):アラフォーな働く主婦。よく泣く。2011年10月一卵性ふたご男子(チーとニッチー)を産む。
 
*天天(てんてん):02’4/30生まれ。私の元に初めてやって来てくれたパグ。女の子。

*にこりん:03’8/25生まれ。天天の一生に一度のたった一人の子供。女の子。

*光(ひかり):07’10/29生まれ。にこりんの息子。わが家のやんちゃ坊主、神様から授かった特別な子。お父さんはサンボーイズ犬舎のキンボウ。

*希望(のぞみ):07’10/29生まれ。にこりんの娘。おしゃまな顔したヤンキー娘。お父さんはサンボーイズ犬舎のキンボウ。

*おとめ:2011’1/3生まれ。のぞみの娘で超お転婆。お父さんはサンボーイズ犬舎出身のジーン王子。

*とんとん:08’8/31がうちの子記念日。実家の母と二人暮らしなおじさんパグ。

*てんにこ父:私の夫。パグ達の頼れないお父ちゃん。

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